映画パッセンジャーには、いくつかの撮影秘話やキャスティング秘話が存在します。

ここでは、メディアで語られたエピソードをいくつか紹介します。



半年で27キロの減量

主人公ジムを演じる「クリス・プラット」は、俳優としてトップクラスの実力と人気を誇ります。

そんな彼が、本作ではかなりの苦戦を強いられたと言われています。

屈強な男性を演じる機会が多かったクリスですが、本作では「奥手でシャイなエンジニア」のジムを演じる事となります。

クリスは、ジムになるために半年間で27キロの減量を行ったと言われています。

ボディラインが細くなったクリスを見て驚いたファンも数多くいます。

過酷過ぎる撮影

本作の見どころの1つでもある「宇宙遊泳」や「無重力状態」シーンですが、実はクリスが「もうイヤだ」と思わず弱音を吐くほど過酷だったようです。

それもそのはず、無重力を表現するためにクリスは、ワイヤー1本で吊られながら、無重力の中にいる演技をしなければいけないからです。

クリス自身は「人生で最も辛い腹筋運動だった」と表現し、ヒロイン役を務めたジェニファー・ローレンスも「クリスが現場で最も一生懸命働いていた」と話しています。

優雅に見える無重力状態のクリスの演技は要チェックだと言えるでしょう。

キャスティングはティルドゥム監督とのデートで決まった?

本作のキャスティングには面白いエピソードが存在します。

それが「キャスティングの際にクリスとジェニファーは監督とデートをした」というエピソードです。

モルテン・ティルドゥム監督は、世界的な人気を誇る2人の実力と人気を疑う事はありませんでした。

しかし、「2人の相性」については確信を得る事が出来なかったようです。

その時、監督がとった驚きの行動が「デート」だったようです。

それぞれとディナーを楽しみながら、2人の役への理解度や相性を確認したようです。

特にジェニファーには時間を要したようで、なんと4時間もディナーをしていたと言われています。

デートを終えた監督は、2人の相性にようやく太鼓判を押したようです。

お互いの共演が決まった時には、

クリスは「この作品はジェニファー・ローレンスではなくてはいけないと思った。ジェニファーが共演相手になった事で人生の中で最高の出来事になった」

ジェニファーは「クリスと共演すると聞いて興奮した。やっと共演出来ると心から喜んだ」

と語っています。

本編での息の合った2人の演技は偶然ではなく、監督による演出の1つだったようです。